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“先天の氣”と“後天の氣”

皆様こんにちは
整体院 湧泉(ゆうせん)です。

東洋医学系の本を読んでいると、「よく観察しているな~」と思う記述が沢山あります。
一つの体系を作っているのだから当たり前の話かも知れませんが…。

遺伝による獲得した形質と、その後の成長過程で獲得するものを、

“先天の氣”と“後天の氣”

として言い表しています。

父の精と母の精が合わさることにより妊娠となります。
このときの父母の「精」が子供の“先天の氣”となります。
“先天の氣”が強ければ、母体から十分な栄養を吸収することが出来ます。
逆に“先天の氣”が弱ければ母体からの栄養を十分に吸収することが出来ず、虚弱な体質となってしまいます。
これは、父母からの遺伝形質を受け継ぐことを、外側から観察して解釈したものだと思います。

では、“先天の氣”が弱ければそれで人生決まってしまうのか?
そう考えてはいません。
弱く生まれても養生を続けることにより強くなっていきます。
このときに養うものを“後天の氣”と言います。

つまり、丈夫に生まれてもその後の不摂生があれば強く育たない。
“後天の氣”を養生していかなければならないのです。

健康、運動能力、知的能力など、生まれ持ったものも大事ですが、その後の研鑽も大事であると考えたいと思います。

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by today_ohi | 2007-03-11 08:22 | 湧泉 | Comments(0)
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