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東洋医学の臓腑について考える 11 ーまとめ(肝・胆)ー

皆様こんにちは
整体院 湧泉(ゆうせん)です。

東洋医学が考える各臓腑の働きを加えてまとめて行きたいと思います。
これが全てではありませんが、興味を持たれるきっかけになれば幸いです。
※西洋医学的な常識とは大きく異なる所もありますが、東洋医学独自の考え方として参考にしてください。臓腑の名称・機能は全て東洋医学としての考えかたです。
※東洋医学では臓腑をペア(表裏の関係)で考えているので、アップは2つ1組で行っていく予定。

(臓)

血を貯蔵し体内の血量の調整をおこなう。精神活動にも大きな影響を持ち、思考活動の中心となっている。
                                                           機能
・血の貯蔵と血量のコントロ−ルをおこなう。
・筋と密接な関係にある。
 →筋骨の痛み、ひきつれ、などは『肝』の異常の現われと考えられている。
・各臓腑を円滑に機能させる。
・思考活動の中心である。
 →思惟活動が鈍ったり、無気力になることは『肝』の異常の現われと考えられている。

『血』を管理し、臓腑や筋骨の機能を円滑に進行させる。また、『筋の余』である爪に肝の栄養状態が反映されるとしています。           
※ 東洋医学は心理的な働きも各臓腑に結びつけています。   
特に『肝、胆』は一組となって働き、人間が物事を考えて決断するための源泉になると考えられています。


(腑)

『腑』は通常濁ったものを運搬、貯蔵しますが、『胆』は清浄なものを貯蔵・分泌し食物の消化・吸収を助けます。                    
精神活動では決定や判断などの『決断力』を司ります。


人間の精神活動のうち、

「思考・立案」を肝が受け持ち、「決断力」を胆が受け持つ

肝・胆両方の力を用いて実際の行動がなされると考えています。

「肝が太い」「胆力」「肝胆相照らす」などの言葉は、肝・胆の生理的な機能ではなく精神的な役割から出来た言葉です。

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by today_ohi | 2007-02-21 03:41 | 湧泉 | Comments(0)
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