皆様こんにちは
整体院 湧泉(ゆうせん)です。
昨日の続きです。
道場での稽古も同じなのですが、左右同じ動きが出来る人は少数です。
どうしても、得意な方向、苦手な方向が存在します。
その時に、
苦手な方だけ稽古をするのも一つの方法ですが、ややもすると変なクセがついたり、悩んでしまって動けなくなる、といった事がおきます。
そんなときに、得意な方で稽古をします。
1.細かく考える
どんな場所に、どれくらいの力が入っているか?
2.全体を考える
スピードや動きの連携、全体のバランスの移動など。
これらを確認して、再度苦手な方をトライします。
・上手くできる方と同じような感覚が得られるか?
・上手くできる方とは、違う場所に力が入っていないか?
こういった対比を続けながら、左右の動きの差を無くしていきます。
昨日の腕を上げてみるのも、同じような考え方です。
“上げる”ことに意識が集中してしまい、上がらない(動かない)肩関節を無理に引き上げるため、肘や手首に余計な力が入ってしまったのです。
余計な力が入れば、肩周辺の筋群にも力が入り益々動きが制限されてしまいます。
試してみると分かるのですが、腕を上げるときには首の横の筋肉(僧帽筋)、肩の筋肉(三角筋)と、肘を伸ばすため腕の裏側の筋肉(上腕三頭筋)ぐらいにしか力が入っていません。
それも、
大きな力ではなく、腕を支えるための必要最小限の力になっています。
無理に肩関節を開こうとしたためそれが出来なかったのです。
本来の動きを確認して、肩・腕の
余計な力が抜けたため、逆に肩関節は開きやすくなった。
結果、腕は確認前よりも、スムーズに真っ直ぐに上げることが出来たのです。
上手くいかないときに、“何故出来ない!”
としゃかりきにそれを繰り返すのも良いのですが、いわゆる“ドツボにはまる”可能性もあります。
インターバルを取り、一歩引いたところから眺めてみましょう。
余分な力が入っていたことに気がつくかもしれません。
ご質問がございましたらお気軽にどうぞ。 (^^)/
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